世の中に探偵という職業がある。

テレビドラマとかだと警察の捜査から漏れたような刑事事件的な案件を私的に解決するイメージがある。

しかし、実際には仕事の7~8割は浮気調査なのだという。

そして2割くらいが人探しで、残りの1割が身許調査、盗聴器発見などの雑多な個人向け調査業務らしい。

浮気調査とは具体的には、尾行して証拠写真を撮影することだ。

ベッドシーンまで撮ったら家宅侵入罪になるから、ラブホテルから出てくるところとか、明らかに男女関係と推定されるシーンを狙う。

この写真は、仮に離婚裁判になった場合にも、不貞行為の証拠として採用されうる。

写真以外のものが証拠として採用されることもあるそうだが、盗んで手に入れたものは採用されないし、ケースバイケースになってしまう。

やはり仕事として浮気調査を請け負う場合は、合法的で一般化できるものは尾行と撮影ということになる。

尾行は映画やドラマでみるほど簡単なものではない。

警戒している相手を素人がつけたらすぐ気づかれるし、見るからに怪しいそぶりをしていたら第三者に通報されかねない。

車両尾行に至っては絶対無理だ。

後続車に乗っている人の様子はバックミラーでよくわかる。

真後ろにつけたらすぐにバレる。

徒歩でも車でも、尾行には共通のジレンマがある。

近づきすぎると発覚のリスクが高まり、離れすぎると失尾のリスクが高まることだ。

プロの探偵はこのジレンマをチーム尾行という手法で克服するのだという。

近づく役割を交替し、他方が遠方から観察してフォローしたり、先回りしたりする。

それによって、気づかれず、見失いもしないようにするということだ。

今、この時も日本中の各地で、不倫が行われ、探偵がそれを追っている。

知られざる世界の攻防。

探偵という職業は、時に蔑みを持って、時に憧れをもって語られる。

しかし、離婚裁判を左右するともなれば、人の一生を変えてしまうわけだから、必要だし、大切な仕事だと思う。

いつか本物の探偵に会って、仕事の醍醐味について深く聞いてみたいものだ。

この記事を書くに当たっては、下記のサイトを参考にした。

浮気調査の方法と探偵の選び方